2017年05月19日

毎日使うものだからきちんと特性を知っておこう

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眼鏡レンズは、実は寿命が短く1年から2年程度だと言われています。沢山の弱点があり、デリケートなものだからこそ、毎日使い続けることが出来るように、正しいレンズの特性や使い方を知っておかなくてはいけません。

プラスチックレンズはどんな構造なのか

ブラスチックレンズは、素材のプラスチックの外側に、硬さを高める樹脂のハード膜と、更にその上に、反射を防ぐ金属膜の反射防止コートがあります。この3層構造からなっているのですが、加工されているがゆえに、弱点があります。

まず、熱に非常に弱く、60℃以上になるとひび割れが生じます。反射防止コート膜は、金属の膜で出来ているため、高温になってもほとんど膨張しません。ところが、プラスチックの基材は60℃を超えると急に膨張する性質があり、ひび割れや歪みが生じてしまいます。

眼鏡は使用したら、絶対に熱くなる所には放置しないようにして、ケースに入れて保管をするようにしましょう。

傷が付いてしまうとコートが剥がれやすい

プラスチックはもともとが柔らかい素材のために、傷が付きやすいという性質があります。汚れ防止のコート、傷に強いコートをしていても、絶対に傷が付かないということはありません。

また、傷が付いてしまうことで、コート剥がれの原因にもなりますので、注意が必要です。特にメガネレンズを拭く際には、専用のクリーナーを使用して、優しく拭かなくてはいけません。レンズが汚れてしまったからといって、適当にそこらへんにあるタオルなどで、ゴシゴシと乾拭きしますと、傷が付きやすいので気を付けましょう。

そして、万が一傷がついてしまい、コートが剥がれてしまったら、レンズの反射の違いで、見栄えが悪くなります。自分の目の為にも、使用は控えましょう。

お気に入りの眼鏡を安くレンズ交換したい

大切に使っているメガネフレームだけを活かして、レンズだけを交換したい場合や、視力が変わって、使用感が悪くなった場合など、お店に持って行けばレンズだけを交換することも可能です。プラスチックはガラスに比べますと、低価格化しており、非常に料金もお手頃ですので、交換しやすいというメリットがあります。

ですが、フレームの状態や形状によっては、当然お店に持っていってもレンズ交換を断られることもあります。そのため、まずは必ずお店に持って行き、レンズ交換が出来るのかどうかというのを確認してもらうようにしましょう。

また、自身の視力の状態などによっては、価格も高くなる可能性がありますので、しっかりと価格をチェックしておきましょう。